teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


スレッド一覧

他のスレッドを探す  スレッド作成

新着順:9/359 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

五輪と国境問題

 投稿者:伊井暇幻  投稿日:2012年 8月13日(月)10時57分11秒
  通報
  国境とは何歟と云えば、かなり人為的なものだ。理念としては、首都を当該国家の最も「らしい」場所とすれば、ボーダー周辺は其の「らしさ」が最も薄まり、動もすれば隣国と混淆する部分となる。其処に住む者にとって、隣国のAは隣村のAだったりもするだろう。しかし近代以降、人為的な国境とやらが、リアルな地域社会を分断する。隣村のBが、他国のBとなる。しかし、近代国境の顕在化以前から続く、歴史・文化・気候・風土は、簡単には切り離し得ない。線としてのボーダーが無意味なものだとまでは言わないが、人間の交流実態、歴史・文化の分布からすれば、不自然な場合もある。

竹島も別に、前近代には国境争いの対象とはならなかった。実態は不明だが、何となく双方の漁民などが共存していた地域だろう。其れをサンフランシスコ条約時までに日本領とした主体は当然、ポツダム宣言を発した連合国であった。此の場合はアメリカとなる。1905年にウニャウニャというのは敗戦国日本にとって、屁の突っ張りにもならぬ。ポツダム宣言によって、日本の国境は引き直されてしまっている。

昨年公開された1953年11月30日付のアメリカ駐日大使書簡は、竹島を日本領だと確認しつつ、日韓双方と良好な関係を保つため領有問題では中立を保つこと、余りに日韓関係が険悪となった場合にはラスク書簡を提示して韓国に諦めることを促すとの進言が明記されていた。
既に此の時、韓国が李承晩ラインを勝手に設定し、竹島領有を根拠無く主張していた。日韓の関係が緊張した。1954年、韓国は、沿岸警備隊という軍隊と警察のハイブリッド集団を使って、竹島を侵略した。連合国として日韓国境を設定したアメリカは、実のところ顔に泥を塗られたわけだが、情けなくも【泣き寝入り】した。
もとより韓国の強気は、北朝鮮に対する防共堤防としての自分の価値を理解していたからこそ、我が儘し放題であった。アメリカも顔に泥…というより、イマラチオの上にブッカケまでされて、オメオメ【泣き寝入り】しているのである。裏返せば、国境という虚栄心を擽る部分で譲歩し、経済支配を受け容れさせているとも見える。ならば【泣き寝入り】ではなく【売春】だ。韓国は快楽の裡に、バキューム吸引によって国富を呑み込まれ続けている。

しかし時代は変わりつつある。北朝鮮は代替わりし、砲兵戦略の専門家が失脚し経済系側近が勢いを増しているとのニュースも流れた。北朝鮮が中国同様の一国二制度へ移行し、核問題が解決すれば、アメリカは北朝鮮を敵視する理由を失う。あるとすれば軍産コングロマリットの儲けだけだ。合理的選択とすれば、巨大な赤字を抱えるアメリカは軍事力を必要最小限に切り詰める方向へ向かわざるを得ない。中東・北朝鮮への二側面対応は無理がある。
結局、韓国はアンチ北朝鮮としての役割を低下させざるを得ない。そうした時代に於いて、さて自ら引いた国境線を否定され【泣き寝入り】させられた恰好のアメリカは、いやまぁ実は韓国に強制猥褻されているかの如く装った売春に過ぎないとしても、何時までもしゃぶる理由は無くなる。そのときアメリカは如何に変化するか。
表面上は何も変わらないだろう。しかし北朝鮮が代替わりの時期を迎えた頃、何故だかアメリカの駐日大使書簡{1953年11月30日付}が公開状態に移行した。まぁ期限が切れたということにしておくのだろうが、竹島の日本領有を確認するものである点が、甚だ興味深い。

東亜の片隅で、韓国大統領が竹島に上陸したことなんざ、世界の大多数にとって、如何でも良いことだ。「ふぅん」で済む。しかし全世界が注目する五輪で、しかもマイナー競技ではなく世界で最も人気を集めているサッカーの3位決定戦で起きたハプニングは、辺境の貧相な「大統領」の動向なぞより遙かに興味を惹く。このニュースで多くの人が、日韓で国境紛争が起きていることを意識しただろう。
しかも五輪で韓国選手は、バドミントンでは無気力試合で失格となり、フェンシングでは一時間も座り込んで判定に対し駄々を捏ねた{サッカーの凶暴プレーは或いは許容範囲かもしれない}。対して日本は、女子サッカーが最強アメリカと渡り合い、負けはしたものの試合後に笑顔でリスペクトし合った。こうした対比ストーリーで映像パッケージを発信すれば、例えば、国際司法裁判所提訴に韓国が応じるよう求める圧力にもなっていくだろう。卑怯者だとの大合唱で韓国を追い詰めていけば良い。今となっては、五輪代表の笑顔と倫理観が、日本最強の外交兵器である。此の機を逃す術はない。
徹底的に追い込め。しかし韓国は、人の噂も七十五日、世界中からの非難が止むのを、耳を抑えて待つだろう。日本側は、映像パッケージ配信や新たなネタ発掘により其の「七十五日」を出来るだけ長引かせなければならない。
其の上で、アメリカの線引きを尊重し、竹島の領有を確保しつつ、竹島周辺までは【恩恵的入り会い地】扱いとする。所有権は日本だが、漁業・回遊の使用権を認める。其の上で、本当に地下資源があればの話だが、共同開発を持ち掛けても良い。バカガキと同じレベルまで下りて喧嘩をするなぞ愚の骨頂だ。
国境紛争は、実利も然ること乍ら、一線を越えるか越えられるか、スポーツのように解り易く闘争心を煽る、恰好の案件である。世論を動かし易く、国家間対立を増幅しがちだ。しかし冷静に見れば、国境周辺では歴史・文化・気候・風土は融け合っている。国境なんざ、国家の形を確定するため必要なだけのものであって、民俗実態に合わせて、多少の曖昧さを残しても良い、其の程度のモノなのだ。
こうした寛大な態度と、国境というモノに就いての新たな概念提示により、日本への注目度が高まれば、竹島周辺の入り会い地化なぞ、安いものではないか。
 
 
》記事一覧表示

新着順:9/359 《前のページ | 次のページ》
/359